10月29日(水) 天気:曇りのち風雨(湯沢)・晴れ(東京)
曇り空で寒い日が続く・・そんな魚沼を離れ今日は午後から東京出張。
高崎を過ぎるあたりの空はもう青空が見える・・・(新幹線から撮影)
今日の宿泊は新宿のホテルにしてあるため、東京駅から中央線快速で新宿まで・・・
新宿は学生時代の遊び場の拠点だった所・・・
懐かしさも手伝いちょっと散策・・
当時“東洋一のフロアを誇る喫茶店”がうたい文句だった“穂高”があった場所は現在セントラルホテル東京になっている・・・とにかくとてつもなく広い喫茶店だった。
その上のフロアには、名前は忘れたが、キャバレーが入っていた・・・
その近くには、ちょっと古い映画をかけていた昭和館があったが、建物はなくなり飲食店などが入るビルに変わっていた・・・
そして次は西口に足を伸ばしてみる・・・
西口駅前からビル群を望む・・・現在午後4時過ぎ、沈みゆく太陽がビルの壁面に当たり輝く・・・
この場所は靴磨き屋さんの定位置となっている・・
新宿西口といえば、ここ“思い出横丁”・・・
当時は“しょんべん横丁”“ハモニカ横丁”と呼んでいたところ・・・
戦後の焼け跡闇市時代の遺産がまだここには残っている・・・
学生時代には本当によく来た場所である・・・・
細い路地を入ってみよう・・・
店先には、大皿にネギやシシトウを串に刺して盛られており、隣りの鍋には煮込みが火にかけられグツグツと煮られ美味しい香りを漂わせていた・・・
当時は定食屋が多かったが、今はほとんど飲み屋になっている・・・
路地のこの雰囲気がたまらない・・・
夜になるとこの細い路地が人で埋まる・・
今日会議を終えた後、また戻ってきてここで飲むぞ!
いま4時をちょっと回ったところ・・・
もうお客さんが飲み始めている・・・
こちらの“カブト”という店は満席となっていた・・・
通りを抜けて出たところがこの写真・・・
小千谷のへぎそばの旗が立てられ店を出していた・・・
横丁を出るとすぐ青梅街道・・・
その信号をわたり“新宿大ガード下”をくぐる・・
途中托鉢の坊さんがいたので喜捨させていただいた・・・
ガード下を出ると靖国通り・・・
左側一帯が歌にも歌われていて有名な、そして夜はちょっと恐い不夜城の“歌舞伎町”・・
今日の宿泊先は西武新宿駅の上に建っている“新宿プリンスH”・・・
12階に上がり・・・
部屋に入る・・・
窓越しに下を見ると、今通ってきた“思い出横丁”(マルハンのネオンから線路沿いに向けての一角)の全体が見渡せる・・・
チェックインの手続きを済ませ会議のため本社へ向かう・・・
新宿から中央線で東京まで・・・
西口地下に来ると、もう空は茜色を帯び始めてきた・・・(現在5時ちょっと過ぎ)
中央線快速に乗ったら四谷でアナウンス・・・
武蔵境駅で人身事故発生のため停車するとのこと、復旧の時間は現在不明・・
急いで隣りのホームの総武線に乗り換える・・・
何とか会議の時間に間に合った・・
液晶パネルで来社を告げる・・
会議終了がちょうど9時半・・・
昭和通りの地下通路はホームレスの寝る場所となっている・・・
ようやく新宿西口地下に戻ってきた・・・
この場所は70年安保当時学生運動で騒然としていた時、フォーク集会を開き若者で埋め尽くされていたところ・・
いまはいたって静かで平和・・・
こちらにも托鉢のお坊さんが・・・ 夕方こちらに着いた時も確認しているがいま時間は10時を回っている・・・ その間ずっとこうして托鉢しているのだろうか? こちらにも御喜捨させていただいた・・・ お金を入れるとお経を唱えてくれる・・ さて、ようやく飲めるぞ!
この時間(10時過ぎ)人も増え“思い出横丁”に活気がでてきた・・・
もつ焼きや焼き鳥の煙でもうもうとしている・・・
どこに入ろうかと物色し、その中の1軒に決める・・・
ビール・焼き鳥・煮込みを頼む・・・
店内の様子・・・
横丁で少し酒を入れ身体を馴染ませてから、懐かしの歌舞伎町に繰り出す・・といっても一人だが。
不夜城歌舞伎町・・・ネオンが俺を呼んでいる。
コマ劇場も今年で建て替えられる・・・
このコマ劇場前は当時池と噴水があり、飲んだ勢いで飛び込んだりしたものだが今はすっかり埋められたいた・・・
歌舞伎町を散策しながら今日のお目当ての“>新宿ゴールデン街に足を伸ばす・・・
花園神社に隣接したこの一帯も独特の雰囲気を持った場所・・
また飲みにくる人種も種々雑多・・いま著名になっている人たちが若いころよくここに集まって夢を語り飲んだくれていた・・・
バブルのころこの町がなくなるとの話もあったが、バブルがはじけたおかげでここが残った・・
この雰囲気・・歩いているだけでノスタルジックになる・・・
学生の時連れられて来ていたが、あれから何十年ぶりかの店がまだあった・・・ この階段を上がっていく・・・
店の名前は“クラクラ”・・
「クラクラ日記」を書いた坂口安吾夫人が銀座で文壇バー「クラクラ」を開いていたが、その店名を夫人の承諾を得てつけたもの・・・
マスターは劇団椿組主宰者である外波山さん・・・ 11月12日から御苑どおりにある「SPACE・雑遊」で“世界の誰より、私は遅い。~雫石さんの恋~”と題して公演がある・・・ またこの店は、いまは亡きたこ八郎さんが自分の家のように飲んだり寝泊りしていたところ・・・ 私が座っているカウンターの後ろが小さいソファになっていて、“たこ”さんがここでいつも寝ていたという・・ “たこ”さんの写真も飾られて、いつも酒が上げられている・・・
私の目の前には胸像が飾られている・・・ ちばてつや先生が描かれた漫画“あしたのジョー”のモデルがこの“たこ八郎”だと言う事はほとんどの人が知らない・・・
店内の壁には高倉健の破れたポスターが張られている・・・ 高倉健の映画はすべて見ている熱烈ファンの私としては、このポスターで一瞬にして青春時代にタイムスリップする・・・ 初めて会うお客ともすぐ親しくなれる・・そんな雰囲気を持つ店である。 隣りに座り飲んでいた劇団員が帰り少し寂しくなった店内・・・ 時計を見るともう午前1時・・楽しくて時間を忘れるほど。 ホテルへ帰ろう・・・ ホテルへ帰るはずが、靖国通りに店を出していた屋台を見つけまた寄ってしまう・・・ ラーメンが食べたくなった・・・
そしてまた酒を飲み、おでんも頼む・・・ もう胃がバカになっている・・・メタボが心配。 すっかりご馳走になり、おじいさんに”こんど来たらまた寄るよ・・”と挨拶しようやくホテルへ帰る・・・ 楽しい新宿の夜だった・・・ でも今度の休日には、畑のサツマイモを掘らなければ・・
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